SVシーズン3(準伝禁止)で使用した構築を紹介します。初心者でも扱いやすい構築となっているので最後まで見ていただけたら幸いです。レンタルチームも公開しています。(4/1削除しました)
構築の概要
受けが利きにくい眼鏡テツノドクガ
特化眼鏡テツノドクガのとんぼがえり+炎テラスオーバーヒートがH212振りチョッキセグレイブに対して95%で落とせるのが強いと感じ眼鏡テツノドクガを軸に構築を組むことにしました。高耐久の天然勢にもオーバーヒート連打で受けを許さないため積極的に場に出して荒らしていく動きが強そうだと考えました。
引き先となれるミミズズ・ニンフィア・カイリュー
テツノドクガが拘り眼鏡を持つ都合、安定した受けポケモンを裏に置きたいと考えました。セグレイブが評価・使用率共に非常に高かったため、このポケモンに対して滅法強いミミズズを採用しました。次にテツノドクガの上を取って抜群をついてくる特殊アタッカーにハバタクカミとテツノツツミがいたため、これらに対して安定した受けを成立させることができるねがいごとニンフィアを採用しました。ミミズズ・ニンフィアの2体にはそれぞれ尻尾切りと欠伸を採用し、テツノドクガを安全に着地するためのサポートができるようにしました。
ミミズズだけでは汎用性の高い物理受けが不可能なので、ミミズズが不利を取る物理アタッカーに対して全体的に強く出られるゴツゴツメットカイリューを採用しました。
構築の補完としてのサザンドラ
構築単位でガブリアスやテツノドクガが重くミミズズを投げたくないときのセグレイブが非常に重かったため、タイプ受けと上からの殴りによる行動保証があるスカーフサザンドラを採用しました。
見せ合い画面から睨みを利かせるサーフゴー
この5匹でほぼ完結していたため私がこの環境において見せ合い画面での圧力が最も強いと考えるサーフゴーを採用しました。キョジオーンの選出抑制に一役買ってくれたと感じています。
個体紹介
テツノドクガ
初めは控えめCSで使っていたのですが、回していくうちに耐久が欲しいと感じHBにいくらか振りました。
HB:カイリューの特化鉢巻テラ神速を高乱数耐え
C:11nに近い偶数(性格効率と持ち物効率意識)
S:最速セグレイブ・イダイナキバ、準速100族抜き
技構成について、オーバーヒートは確定として不利対面で逃げられるとんぼがえり、残りは一致かつ等倍範囲が広いヘドロウェーブ、ヘイラッシャやキョジオーンへの高打点となるエナジーボールを採用しました。
炎の舞が欲しい場面もありましたが、結果的にこの構成で正解だったように感じます。
有利対面を作ってオーバーヒートを積極的に打っていく動きがシンプルながら強かったです。積極的に初手置きして場を荒らしました。
ミミズズ
vs.セグレイブ最終兵器。
技構成について、しっぽきりとステルスロックは確定として残りを広い相手に打てるボディプレス、ハバタクカミやミミッキュへの打点となるアイアンヘッドとしました。
がんせきふうじやまきびし、メタルバーストなども面白いかもしれません。
テツノドクガの特攻を削った都合、セグレイブに受け出した後は積極的にステルスロックを選択するようにしました。カイリューのマルチスケイルを剥すこともこの構築においては重要です。
ニンフィア
現環境の汎用性の高い特殊受けとして最強格だと感じています。
耐久ラインは守る込みでステルスロック+眼鏡ハバタクカミのムーンフォースやサイコショックが受かる程度です。
テラスタイプはサーフゴー、テツノドクガ、ドドゲザン、ハッサムなどに対して動きやすくなるみずです。FCロトムやジバコイルのボルトチェンジが抜群になってしまうのが痛いので他のテラスタイプも一考の余地があります。
ねがいごとを打って引く動きはミミズズの尻尾切りやカイリューのマルチスケイルとの相性が非常に良く、無理のあるエースの受け出しを可能にしてくれました。
ハイパーボイスによる殴り性能と願い事・欠伸によるサポートが優秀で特殊受けとしてだけでなく詰め筋としても最高の働きをしてくれました。
カイリュー
Aを11n(性格効率意識)まで振って、Sは同族意識、残りはHBです。
ミミズズの弱点である闘と炎をどちらも半減にでき、カイリューの弱点である竜と氷と妖はミミズズが半減で受けられるため、耐性として優秀な補完が取れています。
一般的なゴツゴツメットを持ったカイリューは炎の渦型か飛行テラバ型ですが、殴り性能を確保したかったことと、テラスタル前提の型にしたくなかったことからこのようになりました。
竜舞が欲しいと感じた場面も特になく受けに対してもアンコールで崩しに繋げられ汎用性が高かったため非常に強い型だと感じました。
サザンドラ
構築のSラインが低かったためスカーフで採用しました。
一般的なスカーフサザンドラですが、技の4枠目にはだいちのちからを採用しました。主にテツノドクガに打つ技で一度も読まれることはありませんでした。
中終盤にYouTubeでサザンドラが多く紹介され数を増やしていましたが、それらは眼鏡型だったため環境的にも追い風だったように感じます。
テラスタル込みで優秀な耐性を持ち高速パラドックスの上から行動できるのは非常に強く、選出した際には必ず何かしらの活躍をしてくれました。
サーフゴー
見せ合い画面から圧をかけるポケモンです。終盤クエスパトラが増えたため、何度か選出しました。
格闘テラバーストが生きることがほとんどなかったので、マジカルシャインやサイコショックを採用してもよかったかもしれません。
選出
選出パターン①
エース+物理受け+特殊受けの最もオーソドックスな形です。
選出パターン②
相手の物理アタッカーをミミズズで止められると判断したときにこの選出をします。
選出パターン③
これもエース+物理受け+特殊受けの形です。相手にガブリアスがいたりキラフロルがいたりするときにこの選出をすることが多いです。
選出パターン④
受けサイクルが難しいと判断したときにこの選出をします。
イダイナキバやテツノカイナとセグレイブが共存している構築に対してはミミズズを投げず選出パターン③や④をするようにしていました。
重いポケモン
・ガブリアス⋯⋯ステロドラテ型も鉢巻も対処が難しいです。
・コノヨザル⋯⋯こちらからの打点に乏しく低速がカモにされます。
・電磁波ハバタクカミ⋯⋯痺れでニンフィアを突破してきます。
・飛テラバカイリュー⋯⋯ニンフィアがテラバ圏内に入ってしまうと厳しいです。
・テツノブジン⋯⋯叩きと道連れを持った個体が多く、サイクルを難しくさせてきます。
所感
今期はほとんどの期間を4, 5桁で過ごしていたためレート2000&最終3桁を達成できて嬉しいです。
終盤に有名強者と何度か当たることができ良い経験になりました。
この拘りアイテム+受けサイクルの並びは初心者でも扱いやすいと思います。レンタルチームを公開しているので是非使用してみてください。(4/1削除しました)
証拠画像
おわりに
構築紹介は以上となります。
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