【SVシーズン10】ガチ物理界隈【最高最終2009/234位】

SVシーズン10(レギュD後期:キタカミ一部解禁)で使用した構築を紹介します。全く勝てなかったレギュDですが、最後にレート2000の大台に乗せることができたため記事に残すことにしました。





構築の概要

初手で荒らしてトリックルームを通す。

レギュDの途中でDLC前半の解禁があり、オーガポンに多くの注目が集まりました。またオーガポンに強いスケイルショット勢も増えたため、トリックルームが環境に強く刺さっていると考えました。

トリパを試していくうちに下の形が理想形だと思い、適当なポケモンを探すことにしました。

  1. 先発要員:テラス枠・ステルスロック+対面勝利が目標
  2. トリル要員:初手で狩り残したポケモンを倒す先制技や、自主退場技があると良い
  3. トリルエース:残りを刈り取る

先発要員にステルスロックと書いたのは相手のきあいのタスキやマルチスケイルなどの行動保証でトリルターンを稼がせないようにするためです。

まず確定したのはトリル要員としての隠密ミミッキュです。耐久に振ることでばけのかわを貫通してくるウーラオス・炎オーガポンのいずれにも行動保証が得られ、安定してトリルを起動することができます。

先発要員としては妖オボンドドゲザンを採用しました。悪妖の優秀な技範囲と高耐久がとても偉く、初手に出てきやすい霊獣ランドロスやコノヨザルに有利を取れるのが良いです。

最後にトリルエース枠は根性ガチグマとしました。単純に火力が高いことと欠伸耐性があること、十分な技範囲を持つことが魅力的でした。

ここまでがメインとなる軸です。ここから裏でサイクルを回そうとするのは無謀だと感じたため、行動保証のあるポケモンで対面選出ができるようにし不利構築に対しても最低限の勝率が期待できるようにしました。

最終的にマルチスケイル(カイリュー)がんじょう(岩オーガポン)きあいのタスキの3要素を入れることにし、襷枠には不利相手にチャンスをつかみやすいパオジアンを採用しました。

ラスタルを切らないカイリューは高い対面性能を持ちにくいためテラスタル前提の型、カイリューと同時選出する可能性の高い岩オーガポンとパオジアンはテラスタルに依存しない型にしました。

個体紹介

ドドゲザン

初手でテラスタルを切り、対面突破・ステロ撒きを行ってもらいます。

この2つを毎回両立するのは流石に不可能ですがこのポケモンのポテンシャルは非常に高く、よくこなせていたのも事実です。

初手によく来る霊獣ランドロス・ディンルー・水ウーラオス・ハバタクカミ・ガブリアス・パオジアンなどに対しては軒並み有利に試合を進めることができました。

悪妖の範囲が強いのと、悪技をふいうちのみにするのは弱いと感じアイアンヘッドを切りました。

初手水ウーラオス対面では必ず妖テラバーストから入っていましたが、全人類水流連打か蜻蛉返りを押してきたので素ステロから入るのがいいらしいです。SVわかんない。

トリパと銘打ちながら構築内で一番強いまであるポケモンでした。MVP。

ミミッキュ

トリル要員としてできることの多さが目に留まり採用しました。

努力値は水ウーラオスの鉢巻水流連打や、炎オーガポン(かたやぶり)のツタ棍棒に対して行動できるようBにも割きました。

呪いは体力を半分しか削れないため即自主退場することができず、プレイングにゆだねられることも多かったです。しかしながら裏がガチグマということで素引きの選択肢が十分にあるのは嬉しい点でした。

使っていくうちに気づいたのですがミミッキュは相手に炎鋼毒テラスを吐かせることが多く、裏のガチグマの1ターン目における火力不足を疑似的に補うことができており相性の良さを感じさせられました。

構築の見た目的にもトリックルームがそこまで警戒されないというのはそれに貢献していたかもしれません。

ガチグマ

普通のトリルエースです。

S個体値31の勇敢個体で使いましたが、特に問題はありませんでした。
S35族の上を取れたほうがむしろ動きやすかったです。

技についてはメインウエポン2つの他に風船サーフゴーなどに打てるほのおのパンチと火炎玉を確実に発動させるためのまもるを採用しました。

まもるを打つとトリルターンが1つ減ってしまいますが、試合を安全に運びやすいため重宝しました。副産物として身代わりガブリアスや身代わりオーガポンなどでトリルターンを枯らそうとしてくる相手に、守るで呪いダメージを嵩ませて倒したりすることもできました。

カイリュー

マルチスケイル枠。よくいる初手飛テラバの型ですが、対面選出をする際は後発で出すことも多々ありました。

先制技は無効化されるのが嫌だったのでアクアジェット、補助技は当初みがわりを使っていましたが、悠長なプレイングばかりされたためアンコールに変更しました。

相手を1体以上持っていく能力に長けているため、ステルスロックが必要なくカイリューが刺さっているときは基本選出のドドゲザンと入れ替えて使っていました。

パオジアン

きあいのタスキ枠。

受け構築に負けたくなかったのでぜったいれいどを採用しました。1戦だけ生きたのでよかったです。

岩オーガポン

がんじょう枠。

鉢巻水流連打を意識したHBラインです。

行動保証を求めていることからこのポケモン以外候補がありませんでした。ミラーに弱いのが玉に瑕ですが、終盤は炎オーガポンが増えるなど追い風が吹いていたように感じます。

中盤に使い、慣れていた技構成をそのまま使用しました。

選出

基本選出:ドドゲザン・ミミッキュ・ガチグマ

8割以上この選出をしていました。

ラオスサンダーのサイクルなど、これで勝てなさそうな時は対面選出をします。

所感

改めて見返すと構築の並びがとんでもなく物理脳筋になっており自分でも笑ってしまいました。
構築名もそこから取ってきました。A種族値平均は脅威の123!

実はトリルエースとして、当初はガチグマの代わりにS個体値14のイダイナキバを考えていました。最終構築には入らなかったのでここに詳しくは書きませんが、気が向いたら単体考察記事を書こうかななんて思っています。

レギュDはS8に4桁後半、S9になんとか3桁と来てようやくS10でレート2000を達成出来ました。苦しい期間が続きましたがなんとか結果を残せて嬉しいです。

2000チャレチャレから1730まで溶かして心が折れかけた時もありましたが、このパーティで楽しみながら終盤潜ることができました。

さて、レギュEが始まりまだ何にも考えられていませんが納得のいく結果が出せたら構築記事を書こうと思います。お互い頑張りましょう!



最終証拠画像

おわりに

構築紹介は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

Twitterのフォローもよろしくお願いします。
いぶ..A∀ (@painporyz) / Twitter